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【ベビーパウダー】あせもに効果的な使い方とは⁉︎顔&身体、原料別選び方もご紹介!

ベビー

汗や湿気で肌がベタつく季節、首もとや肘の内側などにできてしまう「あせも」に困った経験はありませんか?

あせもを予防するには、ベビーパウダーを使用するのがおすすめです

[surfing_voice icon=”https://frame-illust.com/fi/wp-content/uploads/2018/11/woman-yubi-001.png” name=”はぴま” type=”l” font_color=”000″]ベビーパウダーの魅力と正しい使い方を知ってさらさらで快適な肌を目指しましょう。[/surfing_voice]



目次

あせもになる理由

あせもは赤ちゃんや子どもだけでなく、大人でもなってしまう皮膚疾患です。あせもの原因は “汗管や汗孔の詰まり“ と言われています。汗をたくさんかいたときにそのままにしておくと、汗の成分である塩分や付着したホコリなどが汗の出口である汗孔を塞いで汗が排出されず、そのまま皮膚の中に溜まることにより水疱や発疹ができてしまうのです。

 

あせもには皮膚の表面近くに汗が溜まる水晶様汗疹(白いあせも)と皮膚の深いところに汗が溜まる紅色汗疹(赤いあせも)の2つのタイプがあります。

白いあせもは透明もしくは白っぽい水疱がたくさんでき、痒みはありません。

赤いあせもは赤いプツプツができ、かゆみやひりつきも伴います。

あせもと聞いて皮膚が赤く荒れた状態を思い浮かべる人も多いかと思いますが、白いあせもでも炎症は起きているので対処が必要です。

 

また、汗をかく季節だけでなく、湿布や包帯、ギプスなどで覆われていたり、通気性の少ない衣類の着用でもあせもは発症してしまいます。高温多湿の状況には十分注意しましょう。

ベビーパウダーがあせも対策にいいって本当?

ベビーパウダーには水分と油分を吸収する働きがあり、皮膚をさらさらに保つことができるのであせも予防におすすめです。

 

汗は皮膚にある汗孔とよばれる出口から排出され、表面張力と皮脂膜の影響ですぐに拡散されずに、水玉として汗孔の上にとどまろうとします。

その状態で蒸発すると、汗に含まれる塩分が析出され、皮膚の垢や埃と混じることで汗孔を塞いでしまいます。

その蓄積によりあせもが発症してしまうのです。

 

ベビーパウダーの粒子の間には空気の層があり、毛細管現象*により汗は皮膚に水平方向に拡散されていきます。

その時に、塩分や皮脂や垢が汗孔上にとどまらないので、あせもになるのを予防することができるのです。

 

*毛細管現象:液体が表面張力に逆らって細い管の中に吸い上げられるように高い位置に移動する現象のこと。

 

ベビーパウダーの正しい使い方とは?

「毛細管現象によって汗が拡散される」ためには、ベビーパウダーの粒子の間に空気があることが必要となります。

皮膚が濡れてしまっている状態では、空気層を無くしてしまうために、あせもの予防にはなりません。

むしろ、「肌が乾いている状態で付ける」ことが効果的です。

 

使用時にはまず汗や汚れをきれいに水で流し、水分を十分拭き取ってから軽くつけましょう。

また、ベビーパウダーをつけ過ぎるのは逆効果なので注意してください。

 

毛細管現象は垂直方向にも生じます。

そのため、汗が多方向に拡散します。すると、パウダーが汗孔の上でダマになってしまい、汗孔を塞いでしまうのです。

さらに水分・油分を吸収しすぎて乾燥につながる場合もあります。

肌表面に薄くつけて触ってさらさらとした感じになるのが正しいつけ方です。

 

あせもができてしまってから使用することは逆効果

ここで注意したいのは、「あせもができてしまってからベビーパウダーを使用することは、逆効果」」だということです。

 

あせもは汗孔が詰まって汗が皮膚の中で溜まってできる水疱や発疹です。

その上からパウダーをつけることは余計に汗孔を塞いでしまうことになるため、良くありません。

あくまでも、「あせもにならないための予防」としてベビーパウダーを使用しましょう。

あせも予防に使えるベビーパウダーの選び方

ベビーパウダーは種類も豊富で、用途や使用部位、使い心地等によって色々な選び方ができます。また、原料によっても効果が異なってくるので、目的に合った選び方を心がけましょう。

ベビーパウダーの形状タイプは3種類!

ベビーパウダーは固形タイプ、パウダータイプ、そしてボトルタイプの3種類があります。

それぞれの特徴と適した使い方についてご説明します。

 

①固形タイプ

プレストタイプとも言われており、固形のファンデーションのように粉が圧縮されていてコンパクトに入っています。パフを使用して首や顔など小さな面積部分に使うのに適しています。

粉の飛散もしにくく持ち運びにも便利です。パフは定期的に洗う必要があるので少し手間はかかります。

②パウダータイプ

広範囲に使いたい時にオススメです。お風呂上がりなどに脚、お腹、背中にさっと塗り広げられるのがメリット。

粉が飛散してしまうので、赤ちゃんや小さなお子さんが吸い込んでしまわないように注意が必要です。

③ボトルタイプ

パフなしで使えるシェイカータイプです。ボトルに小さな穴が開いており、そこから少量ずつパウダーが出せます。手のひらや塗布したい部分に直接出して使用します。またボトルタイプは持ち運び用に小分けにする場合にも便利です。パフを使用しないので衛生的です。

使用部位別オススメ形状タイプ

ベビーパウダーを塗布する部分や使用する体の部位別でタイプを選ぼう

①顔周り

ニキビ予防やフェイスパウダー代わりに使うなら「固形タイプ」を選びましょう。

ニキビは毛穴の詰まりが原因で起きるものです。ニキビ予防にも皮脂や汗を吸収して肌をさらさらに保ってくれるベビーパウダーは適しています。

肌がベタつかないようにこまめなケアが必要ですので、持ち運びもしやすいコンパクトタイプがおすすめです。また、ニキビ跡を優しくカバーしたい時にも使いやすくてさっと付けることができます。

②身体

身体に付けるなら、伸びがよく広範囲にたっぷり塗り広げられる「パウダータイプ」一択です。なんと言ってもさっとパフを動かすだけでパウダーが肌に広がるので時短にもなります。パフの感触も心地よく、ふわっと広がる香りも楽しめます。

ボトルタイプは、顔周り・身体どちらにも使えます。直接出しても、手のひらに出して広げても構いません。気になる部分に少しだけ塗りたい時におすすめです。

ベビーパウダーは原料によって効果が違う!

ベビーパウダーは主原料の他に様々な成分が含まれています。それぞれの成分により使い勝手が異なるので製品の品質表示部分をしっかりと読んでから選ぶようにしましょう。

主原料の「タルク」と「コーンスターチ」は、何が違うの?

ベビーパウダーの主原料である「タルク」と「コーンスターチ」はどちらも自然界にあるもので皮膚への刺激が少ないとされています。ここではそれぞれの特徴についてご紹介します。

 

タルクの特徴

タルクとは滑石という鉱石を微粉末状にしたものです。滑らかで吸着性が高いためベビーパウダーに使われるようになりました。また、ファンデーションや日焼け止めなどの化粧品に配合されることもあります。

 

タルク自体に吸水性はありません。細かい粒子が物理的に水分を取り除いてくれるようになっています。

 コーンスターチの特徴

コーンスターチはトウモロコシを原料とするでん粉です。粒子の細かい粉で白くて匂いはありません。吸収性にも優れ植物由来なので肌への刺激が少ないとされています。

以前に発がん性物質であるアスベストが混入しているタルクをベビーパウダーに使用したとして問題になったことがあったこと*から、代用としてコーンスターチが幅広く用いられるようになりました。

 

*現在国内で流通している商品に含まれているタルクにおいては、品質管理が徹底されており、アスベストを含むタルクは原料として認められていないので安心して使用することができます。

こちらに関連記事もありますので、良かったら、読んでみてください。

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肌質・あせも・ニキビ予防にあったパウダー成分

ベビーパウダーは、大人のスキンケア用品としても人気です。ベビーパウダーの製品に含まれている有効成分も、商品によってそれぞれ異なります。ご自身の肌の状態や、使用目的に合ったベビーパウダーを選ぶようにしましょう。

 

◆「あせも」、「かぶれ」におすすめの配合成分

「あせも」や「かぶれ」などの時におすすめの成分は、「酸化亜鉛」、「アルジオキサ」を配合したベビーパウダーがおすすめです。

乾燥肌の方におすすめの配合成分

「乾燥肌」の方におすすめの成分は、「モモの葉エキス」、「スクワラン」等です。

この「モモの葉エキス」や「スクワラン」には保湿成分が配合されているので、乾燥肌の方におすすめです。

敏感肌の方におすすめの配合成分

「敏感肌」の方が使用する際は、「皮フ刺激性・アレルギーテスト済」と書かれたものがおすすめです。

ベビーパウダーは赤ちゃんのスキンケアとして作られているので肌に優しいのが特徴ですが、敏感肌の方が初めて使う時には、顔や首は避けて目立たないところで試してみて、問題がないかを確認してから使用しましょう

 

「赤ちゃん&  顔・首回り」に使用する時は、「無香料タイプ」がおすすめ

ベビーパウダーには、香料が配合されている商品もたくさん販売されています。フルーツや花の香りと言っても化学物質を使用している場合もあるため、赤ちゃんに使う場合や、顔・首回りに使う時は「無香料タイプ」を選ぶようにしましょう。 

ベビーパウダーはこんな使用方法も!オススメの使い方

ベビーパウダーはあせも予防やベタつきを抑えたい時に使用するものとして販売されていますが、スキンケアはもちろん、メイクやヘアケア、さらには家事アイテムとしてもその使い方が注目されています。

「メイク下地や仕上げ」に使用

ベビーパウダーの固形タイプはメイク下地や仕上げにおすすめです。下地としてはファンデーションを塗る前にブラシで顔全体につけます。肌の余分な水分や油分を吸収してさらっとした触り心地にしてくれます。その後はパウダーファンデーションを重ねます。メイクのキープ力もアップします。

 

リキッドファンデーションを使う時にはフェイスパウダー代わりに使います。肌をさらさらに保ちメイクの持ちをよくしてくれます。つけ過ぎるとリキッドファンデーションによるツヤ感がなくなってしまうことがありますので、つけ過ぎないようにしましょう。

 

ナチュラルメイク派なら、「ファンデーション代わり」に使用

日焼け止めを塗った後にベビーパウダーをそのままファンデーション代わりに使うこともでき、さらっとした滑らかな肌に仕上がります。ナチュラルメイクがお好みの方におすすめです。

 「ヘアケア」として使用

水分と油分を吸収する効果のあるベビーパウダーは肌だけでなく髪の毛に使うのも効果的です。ベタついた髪や湿気や油分で根元が立ち上がらなくなった時に少量をはたくだけでボリュームやさらさら感が出ます。また、頭皮の匂いも予防できます。災害時や入院等で長期間髪を洗うことができない時などにも役立ちますね。

襟汚れや、靴擦れ防止にも効果的

ベビーパウダーはシャツの襟元に軽くつけておくと、首元の汗や脂も吸収してくれるのでシャツに皮脂汚れ等が付着するのを防ぐことができます。洗濯でも汚れが落ちやすく清潔です。肌触りを滑らかにしてくれるので衣類と肌との摩擦も軽減されます。靴擦れしやすい部分の肌、もしくは靴側にパウダーをつけておくと靴擦れ防止にもなります。



まとめ

ベビーパウダーは、「あせもの予防に使う」のがおすすめです。

使用の際はしっかりと汗や水分を拭き取ってから軽くつけます。

 

あせもができてしまってからは逆に汗孔を塞いでしまうことになるので使用は控えましよう

 

用途によって固形タイプ・パウダータイプ・ボトルタイプが選べます。

 

また、配合成分をしっかりと調べて、目的に合ったものを選びましょう。

赤ちゃんには香料など化学物質が含まれていない「無香料タイプ」がおすすめです。

 

ベビーパウダーはスキンケアだけでなく、メイクやヘアメイク、家事などの日常生活にも活躍できる優れものです。

 

ベビーパウダーの魅力、知っていただけましたか?色々な使い方ができますね。

正しく使用しながら、さらさらで快適な暮らしを送りましょう。

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