ベビーパウダに潜む危険性・発がん性とは!?安心なベビーパウダー3選

赤ちゃんにあせもやオムツかぶれができた時にベビーパウダーがあると便利ですが、そのベビーパウダーに発がん性があると知ったら怖くて使えなくなってしまいますよね。

以前はベビーパウダーの原料である「タルク」に発がん性があると問題になりましたが、今では高い基準が設けられて安全だとされています

ですので過度の心配をする必要はないですが、なぜタルクに危険性があると言われたのかを、この記事でご紹介します。

そして、それほど気にすることはないとは言われても、それでも気になってしまう方のために、タルク不使用のベビーパウダーのオススメを3点ご紹介します!



J&Jは「ベビーパウダーの原料に発がん性がある」との訴訟を受け、ついに原料変更を発表

2022年8月11日、ベビーパウダーを世界中で販売しているアメリカの医薬品・健康関連用品大手のJ&J(ジョンソン・エンド・ジョンソン)は、ベビーパウダーの原料をタルクからコーンスターチに変更すると発表しました

原材料はタルクから、コーンスターチへ

J&Jがタルクから変更する原料は、植物由来のコーンスターチです。コーンスターチは、タルク同様ベビーパウダーの原材料によく使われる素材です。

コーンスターチの特徴

植物由来のコーンスターチは、肌表面の水分を吸収してくれて、乾燥しすぎた時には水分を放出してくれるので、肌の水分を適度に保ってくれる効果があります。

問題になった原料のタルクは、アスベストの近くで発掘

J&Jがベビーパウダー に従来使用していた原料は、鉱物由来のタルク(滑石)です。

タルクとは、ケイ酸マグネシウムから成る天然の粘土鉱物のことです。特徴は柔らかく、水分を吸収して固まるのを防いでくれます。そしてタルクは、発がん性物質のアスベストの近くで発掘されます。

タルクは、プラスチック、ゴム、接着剤、製紙、塗料、化粧品などの様々なものに使用されていて、私たちの身の回りに幅広く活用されている事が分かります。

タルクのベビーパウダー使用で、がんを発症した人が訴訟

この製品を使用した事でがんを発症したとの訴訟が米国で相次ぎ、訴訟件数は約3万8000件以上にも上っていました。
訴訟内容は、同製品の原料であるタルクにアスベスト(石綿)が混入して、卵巣癌を発症したなどとしたものでした。ベビーパウダーは赤ちゃんのオムツかぶれの治療に便利ですが、デリケートゾーンに使用する女性が多かったためにこのような被害が出てしまったようです。

相次ぐ訴訟に売り上げは減少

消費者の懸念が高まり、製品の売り上げは減少していました。赤ちゃんに使うベビーパウダーで発がん性の疑いがあるなんて聞いたら、絶対に買いたくないですよね。

そこで2020年に、J&Jはタルクを原料にしたベビーパウダーの販売中止をアメリカとカナダで発表しました。(販売中止にしたのは全世界ではなく、北米のみでした。)

J&Jは一貫して発がん性を否定

J&Jはタルクを使ったベビーパウダーにアスベストは混入していないとし、「癌を引き起こすことはない」との主張をしています。

タルク製ベビーパウダーの発がん性を終始一貫否定していて、販売中止の理由も、発がん性があるからではなく「需要の落ち込み」だとしています。

現在は高い安全基準が設けられている

現在ではアスベスト問題でタルクには高い安全基準が設けられているので、過剰に心配しすぎることはないでしょう。

J&Jのベビーパウダーを使用していてがんを発症しなかった人も大勢います。仕様頻度、試用期間の長さ、使い方…など、様々な要因が重なっていたせいなのかもしれません。

ですので今ではそれほど神経質になる必要はなさそうです。

タルクを使用しないベビーパウダーおすすめ

とは言え、タルクがちょっと心配…という方向けに、タルクを使用しないベビーパウダーのおすすめをご紹介します。

amazonのレビューを読んでいると、タルク製に不安を感じる人を何人か見かけます。「現在はタルクは安全です」等と言われても、がんを発症した人がいると言う点ではやはり気になってしまうのでしょう。どうせ使うのであれば、元々安全な商品を使いたいものですよね。

1・ピジョン 植物生まれパウダー「ももの葉」

パラベン、香料、着色料無添加!更にタルクフリーで安心なパウダー

吸水性の良いコーンスターチのパウダーを主な原料とし、保湿効果のあるもも葉エキスや、アロエベラ葉エキスなどの植物生まれの成分を使用しています。

香りはないので、独特の香りが嫌な方や別の香りを身につけている方にとっては嬉しい無香料です。

伸びがよく、全身の保湿に使える心地良いパウダー

繊細なパウダーがふんわりと心地良く、全身にスッと伸ばせます。

保湿成分が配合されているので、乾燥肌でベタつきを抑えたい方や、全身のスキンケアとして使用したい方にオススメです。

粉っぽさはなく、ムラにならない印象です。

内容量:125g
原産国:日本

ピジョン 植物生まれパウダー「ももの葉」は、こんな人におすすめ

  • ベビーパウダーに保湿効果が欲しい
  • お風呂上がりにスッと伸ばしてさらっとさせたい
  • 全身に使いたい
  • 伸びの良いベビーパウダーを探している
  • ムラになりにくいパウダーが良い

2・和光堂 シッカロールナチュラル

緑茶エキス、植物性スクワランなど自然由来の成分を使用!

こちらも主成分は、炎症を和らげて肌を整えてくれる作用のある酸化亜鉛で、コーンスターチも使用されています。

香りは「紅茶の香り」と書かれていますが、少し甘いミルクティーのような香りです。開けた時にふっと香る感じで、長続きする香りではなですが、個人差があるので、特に香りが苦手な方は避けたほうが良いかもしれません。

コットンパフ付き、中蓋つき

大きめのコットンパフ付きなので、パフを別途購入する必要がありません。ですが、パフにこだわりがある方にはちょっと物足りないようです。質の良いパフを使用したい方は、入れ替えが必要になります。

中蓋がついているので、余分な粉を叩く必要がありません。これだけ付いてこのお値段は、ありがたいです。

内容量:120g
原産国:日本

和光堂 シッカロールナチュラルは、こんな人におすすめ

  • 肌荒れや炎症に良い成分が欲しい
  • 汗のベタつきを抑えたい
  • ベビーパウダーの古っぽい匂いが苦手
  • あせも対策をしたい、あせもの予防をしたい
  • ほんのり甘い匂いが好き

3・ピジョン 薬用ベビーパウダー 弱酸性 イエローパフ付

化粧品代わりに、顔まわりも使用できて便利!

主成分のマイカ、カリオンは化粧品でよく使用されるものなので、化粧品代わりにも使用できます。β-グリチルレチン酸は、肌荒れ予防に効果が期待される成分です。

無香料なので、顔まわりに使用した際に匂いを気にせずに使用できます。

フタが固定されていないため、携帯には工夫が必要

成分は申し分ないものの、容器のフタが乗せるだけで不安定なので、携帯する方はフタをテープで止めるなどの工夫が必要です。コンパクトサイズで携帯に便利な大きさなのに、フタがしっかり閉まらない作りなのは勿体無い所です。家で使用される分には、コンパクトで開けやすいので使いやすいでしょう。

内容量:30g
原産国:日本

ピジョン 薬用ベビーパウダーは、こんな人におすすめ

  • 肌荒れ予防効果が欲しい
  • 化粧品の代わりに使用したい
  • 顔まわりに使用したい
  • 適度なツヤを出したい
  • 粉っぽいのが苦手
  • 汗を抑えたい
  • 容器は小さくコンパクトなのが良い
  • 家で使用したい

まとめ

全身使用には、ピジョン 植物生まれパウダーももの葉

炎症を和らげて肌を整えてくれる作用が欲しい方は、「和光堂 シッカロールナチュラル

化粧品代わりや顔周りに使いたい方は、「ピジョン 薬用ベビーパウダー 弱酸性 イエローパフ付

が、おすすめです!

ご自身の肌に合った、安心なベビーパウダーを見つけてみてくださいね。

 

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