ハンドメイド資格は取るべき!?資格取得のメリット・デメリット

ハンドメイド作家は、資格が必要!?
「趣味で作った作品を売ってみたい!」と思ったことはありませんか?
「でも素人だし、ハンドメイド作家になんてなれっこない…」
「資格も持ってないし…」
と、弱気になって諦めてしまう人も少なくないと思います。
ですが、自信をなくす必要はありません!
資格はなしでOK!
つまり、ミンネやクリーマなどのハンドメイド販売サイトでハンドメイド作品を販売するのに、「まずは資格を取らきゃ!」ということはないのです。
実際ハンドメイド作家として作品を販売している人の全員が、資格所有者というわけではありません。
貴方の作品を誰かが買ってくれたら、その日から貴方は「ハンドメイド作家」なのです。(^_^)*
ですので、もしも資格がないことで躊躇していたとしたら、もったいないです!気にせずに作品販売をスタートさせましょう。
ですが、販売するものがお菓子だったり食品の場合は注意が必要です!
アイシングクッキー等の場合は、2つの資格が必要
例えば食品のアイシングクッキーやジャムなどを製造販売したい場合は、食品衛生責任者証という資格と、菓子製造業許可証という製造施設に付与される許可証の二つが必要です。
食品衛生責任者の資格は、食品衛生責任者養成講習会を受講すれば取得することができます。ですが、各都道府県によって細かい要件が異なる様なので、もしも手作り菓子などの販売を考えている方は、お住まいの都道府県の要件を調べてみてください。
(ちなみに、栄養士や調理師免許を持っている方は、食品衛生責任者の資格は特に取らなくても大丈夫です。)
資格がなくてもハンドメイド作家になる為に出来ること
食品の販売は資格や許可証が必要になりますが、レジンやハーバリウムなどのハンドメイド作品を販売したり教室を開いたりといったことをするために、特別必要な資格はありません。資格がなくでも出来ることは、色々あります!
ハンドメイドサイトで作品を販売する
作品を作ったら、ミンネやクリーマなどのハンドメイドサイトで作品を販売することができます。売れている作家さんの作品を見ると怖気付いてしまいそうですが、誰でもみんな第一歩は同じ所から始めています。一生懸命に考えて作った作品なのですから、写真をキレイに撮って、自信をもって販売サイトに載せてみましょう!
教室を開く、講座や講演などを行う
自宅サロンだったり、貸しスペースなどで教室を開いたり、講座や講演会などを行うことも特に資格がなくても出来ます。実際私も、資格がないのに都内でハンドメイド教室の先生をやっていました。コツやノウハウは先輩に教わったり現場でつかんでいきましたが、やはり当時は不安もありました。
ハンドメイド資格を取得するメリット
「人前に出て教えるのに、こんな私でいいのかな?」
「何か質問されたらどうしよう…」
色々と不安はありましたが、先輩のアドバイスでなんとかやってこれました。もちろん自分で色々と本を読んで調べたりもしました。ですが、やりはじめの時って、とにかく不安になるものですよね。
特に私は心配性だったので常にドキドキして講師の仕事に立っていました。
資格がなくてもハンドメイド作家や教室の講師にはなれますが、もしも資格を持っていたとしたら、当時の不安は少なくなっていたと思います。(当時はこんなに色々な資格が発生してなかったですが…)
資格はお金もかかるし、時間もかかります。
ですが、資格を取得することで得られるメリットは、たくさんあります。
- 知識が増えたことで、自信がつく
- 信頼感を獲得できる
- 知識や技術があることを、一目で分かってもらえる
- 資格の勉強をしたことで、作品の質が上がる
- 資格取得の目標を持つことで、モチベーションを上げやすい
資格は、その分野の知識や技術を表す指標です。プロフィール欄に資格が書かれていると「資格をとるために勉強したんだな」ということが誰にでも分かります。
何よりも一番のメリットは、「自信がつく」ということだと思います。
もちろん、資格があるだけで根拠もなく自信過剰になるのは良くないことですが、自分自身の不安をなくす為には、大きな安心材料になってくれるというわけです。
特に教室で教えるとなると、資格がある方が信頼されやすい部分はあると思います。私の場合は、専門的なお店だったので、そこで教えている講師というだけで信頼して頂けていたと感じています。お店の力に感謝…!!ですね。
個人でハンドメイドの教室を開こうといった場合は、資格があった方が「その分野のプロ」としてお客さんも安心感が得られますし、信頼されやすくなるでしょう。
実際日本のハンドメイド教室を開いている先生方のプロフィールを見ていると、みなさま色々な資格をお持ちですよね。中にはジャンルを越えて様々なジャンルの資格をずらーっっと載せていらっしゃる先生方も…。一つ一つの資格を取得するのに時間だけでなくお金も結構掛かりますし、余裕がおありでいらっしゃるんだろうなぁ…と思ってしまいますが(笑)
ですが、アメリカでは資格がなくても教えている人は多いようで、センスがあればOK!という感じのようです。日本とは違う感じがしますね。
もしも、「ハンドメイドの教室をやりたいけど自信がない!勇気がない!」という方は、自信と安心材料、お客様からの信頼感を得る為にも資格取得を検討してみてください。
趣味が仕事になったら、最高ですよね。♪
ハンドメイド資格を取得するデメリット
デメリットとしては、
- 時間がかかる
- お金がかかる
- その資格の権威性がどこまであるのか曖昧
- 講師になった後にも年会費がかかる協会もある
資格を取得する為に講座で学ぶと、当然お金がかかります。また、受験料だけでなく、資格取得後も講師としての登録料やライセンス料などで年間いくらかのお金がかかる場合があります。
資格を取得して自信に繋がったのはいいけど、売上がないと年間の会費が負担になるかもしれませんね。協会によっては資格取得後でも何かしらの縛りがある場合もあるようです。
そこまでお金や時間をかけてでも自分には資格が必要なのか、考えてみてください。もちろんお金に余裕のある方は、そんな心配はいりませんね(^_^;)
通信講座でもハンドメイドの資格が取得できる!
ハンドメイドの資格は、通信講座で取得できます。自宅で勉強して資格取得できるなんて、便利ですね。
ハンドメイド資格の通信講座がある6社
会社によって、学ぶことができる講座の内容は様々です。ですので、学びたい資格がどの会社にあるのか調べてみてください。
こちらの記事では、6社のハンドメイド系講座をそれぞれ詳しくご紹介していますので、良かったら参考に読んでみて下さい。↓
会社によって特徴があるので、ご自身に合った講座を検討してみてくださいね。
1・ユーキャンA8
「生涯学習のユーキャン」のキャッチコピーでおなじみのユーキャンでは、幅広いジャンルの通信講座が用意されています。講座にもよりますが、全過程を修了し、希望すれば修了証を発行してくれます。(発行手数料や認定料、登録料がかかる講座もあります)講座によるので、各ページで確認してみて下さい。
2・ヒューマンアカデミーの通信講座『たのまな』A8
「たのまな」では、専門的な通信講座が多数そろっています。他にはない珍しい講座もあるので、興味があったら見てみてください。
3・SARAスクール
一日30分の勉強で、2種類の資格が取得できる女性のための通信講座が多数用意されています。
4・PBアカデミー
PBアカデミーは、ハンドメイドや美容を中心とした資格が取れる通信講座です。認定講師資格が取得できます。通常は4カ月ですが、最短2〜3カ月で取得した方もいるようです。
学習中に生じる疑問は、「何度質問しても無料」です!専門スタッフとのやりとりがメールや電話でできるので、学びを止めずにスムーズに進められます。
5・がくぶん(プリザーブドフラワー講座)
がくぶんの通信講座は、1924年に事業開始しているのでおよそ100年の歴史があります。講座のパンフレットを無料で請求できます。
6・日本創芸学院の通信講座「諒設計アーキテクトラーニング」
「諒設計アーキテクトラーニング」では、1日30分程度の学習で、初心者でも約6ヵ月で資格講座を学ぶことができます。(最短2カ月で取得可能)W資格取得講座も多数用意されていて、効率よく資格を取得できます。
【日本デザインプランナー協会】の試験で、認定資格が取得できる
デザイン技術のスキル水準が一定以上あることを認定する機関の「日本デザインプランナー協会」。ここでは資格の試験を実施し、認定しています。
- スクラップブッキングデザイナー
- ハンドメイドマイスター
- コールド・プロセスソープマイスター
- ニードルフェルトデザイナー
- キャンドルデザイナー
- スイーツデコデザイナー
- クリスタルデコデザイナー
- レジンアートデザイナー
- ビーズアクセサリーデザイナー
- カリグラフィーデザイナー
- 日曜大工士
などの認定試験が随時実施されています。興味があれば、トライしてみてください。受験料がだいたい1万円ほどかかります。
「日本デザインプランナー協会」のHPは、こちらから見られます。
ハンドメイド通信講座を選ぶ際に大切なポイント
通信講座の費用はどのくらいか?
費用は講座の内容によっても変わってきます。ご自身の予算に合っているかをよく検討してみてください。
教材や講義のクオリティは低くないか?
受講に迷った際は、HPに載っている教材の写真をよくみてください。デザインが古臭くないか、ダサくないか、資格取得のためとはいえ、自分が気に入らないデザインの作品が課題だったら、ちょっと萎えませんか…
費用が高すぎないかも重要ですが、受講料を払う価値のある講座内容なのかもしっかり検討してみてくださいね。
サポート体制は充実しているか?
講座によっては、質問に答えてくれるサポートがあったりメールサポートがあったりしますが、学びにつまづいた際に聞ける環境があるのかどうかも、重要です。
教材のキットは充実しているか?
講座にはだいたい教材やキットがついています。キットの写真があれば、内容をよく確認してみてください。キットが充実しているかどうかも、重要な判断ポイントです。
資格取得後に維持費はかかるか?
資格取得後に、ディプロマ発行代や講師登録料などがかかるのかどうかも調べてみてください。一度きりなのか、毎年かかるのか(ずっと払い続ける必要があるのか)…。
各項目で納得した上で受講すれば、後のトラブルを未然に防ぐことができます。
ディプロマと認定資格の違いは?
ディプロマは、コースの「修了証」のことで、資格ではありません。取得することで、高い水準の知識や技術を習得したことを証明できます。
認定資格は、「民間団体が認定する資格」のことを指します。認定資格は民間団体が発行しているものであり、公的資格ではありません。ですが、高い技術と知識を兼ね備えているという証明になるので、就職・サロンの開業・販売の際に持っていると自信にもなりお客様からも信頼感を得られるでしょう。
取得するメリットとしては、開業をした際にディプロマや認定資格証をサロンや教室に飾ることで、お客様に技術・知識を習得したことをアピールすることができるので、「安心感」を与えることが出来るでしょう。
ハンドメイドの資格取得後の活躍の場は?
ミンネ、クリーマ、メルカリなどのサイトで作品を販売する
その際、プロフィール欄に「〇〇◯資格」と、取得した資格を乗せる事ができます。資格が掲載されていることで、お客様に信頼されて買ってもらえることに繋がるかもしれません。
フリーマーケット、お店等で販売する
この時も、プロフィール欄に資格が書けますね。実際にお店として出店し、お客様と直接お話をしながら作品の魅了を伝える事ができるのは、ハンドメイド作家の醍醐味だと思います。
自分のサロンを開く
自宅サロンや、貸しスペースで自分の教室を開く事ができます。もしも場所を取るのが難しい場合は、今はオンライン教室も充実しているので、そこに参入するのもいいかもしれません。
まとめ
ハンドメイド作家になるために、特別な資格は必要ありません。ですが、教室を開く場合は資格があった方が自信になり、信頼性も得られ、安心材料になるので資格取得がオススメです。もしも金銭的に難しい場合は、まずはハンドメイド販売サイトで作品販売から始めて、実績と自信を身につけてから講師活動をするといいかと思います!