【登校拒否の中学生】きっかけは?対処法や親ができる子どもへの6つの対応

登校拒否 小学生

「学校に行きたくない」と、登校拒否をしてしまう中学生が徐々に増えています。昨今の社会情勢などが影響していると言われていますが、登校を嫌がる理由には様々な原因があります。

登校拒否になってしまった子供に共通する特徴を探り、自分の子供が登校拒否をした原因は何なのか?親が見るべきポイントや、親として子供のためにできる対応策などを考えていきましょう。

この記事が登校拒否になってしまった中学生のお子様をもつ親御さんに、少しでもお役に立ちますように…。

登校拒否になりやすい子供の特徴

登校拒否 中学生 親の対応

登校拒否になってしまうのは、学校、家庭、人間関係、性格、体調…など、様々な要因があります。

自分の周囲で様々な環境の変化が生じることによって、「周りについていけない」と感じてしまう時、登校拒否になりやすい傾向があるようです

例えば、小学校から中学校に進学すると、学校の校則が厳しくなり、勉強が難しくなります。ここで環境の変化に気持ちがついて行けずに、悩みが生まれる子供が増えてきます。

そこで「登校した後で学校で起こる現状が辛い…」と感じてしまい、現状から逃げ出したいと思ったり、「前の居心地の良かった現状を変えたくない」と、甘えてしまいがちな性格も影響して、登校拒否に気持ちが向かってしまうようです。

これは思春期特有にある、「親離れの途中の経過期間」であることも原因ではありますが、複雑な気持ちと葛藤することによって、なかなかすぐには前向きになれないことが原因でもあります。

他にも、登校拒否になる原因は様々です。ここからは、中学生の子供が登校拒否になってしまった原因やきっかけをみてみましょう。

登校拒否になってしまったきっかけは?中学生が不登校になる原因

学校 友達

中学生の子供が登校拒否を決断する時、必ず何かしらの原因があります。

中学生は多感な時期なので、より登校拒否を決断するきっかけを感じやすい時期にもなります。

ではなぜ、中学生の子供たちが登校拒否を決断してしまうのでしょうか?ここでは中学生が不登校になったきっかけをいくつかご紹介します。

登校拒否のお子様の原因を探るヒントになりますように…。

①学校生活(友達、先生、先輩&後輩との関係)

学校生活の中で辛いことを感じて、逃げたいと思い登校拒否を決断する中学生も少なくありません。これは人間関係で思い悩んでいることもあり、何度も登校するほど辛さが増していくことが原因です。

 

いじめや、友達関係の悩み

クラスメイトからのいじめや、友達関係での悩みも、学校に行きたくなくなる要因です。中学生にもなると、周りの友達や学校の先生が把握しきれない陰湿ないじめも発生したりするので、注意が必要です。

②勉強についていけない

勉強に対してついていけないと感じると、登校拒否を選んでしまうことがあります。辛いことから逃げたくなってしまう心理が大きく、勉強に対しても後ろ向きになってしまいます。

 勉強疲れ

学校の勉強だけでなく、高校受験に向けての塾通いが増えて勉強する時間と量が一気に増えるギャップで、勉強疲れを起こして登校拒否になるケースも。

③精神疾患や体調不良

精神面でも体調不良などが生じてしまうと、気分が前向きにならないこともあります。これが登校拒否につながってしまうこともあるので、体調管理には常に注意が必要です。

 鬱などの精神疾患

鬱が疑われる場合は、親御さんも心身共に大変な思いをして疲れてしまいかねません。その場合は一人で抱え込もうとせずに、近くの精神科やカウンセリングを受けることを検討してみてください。

 体調不良

体調不良によって学校に行く元気が湧かない日もあります。そんな時には叱責するのではなく、たまには心と体を休ませてあげることも必要です。

 起立性調節障害や、低血圧などの体質

起立性調節障害(OD)とは、主に起立時に症状が起こる、自律神経の不調による病気のことです。思春期にあたる小学校高学年〜中学生くらいまでの時期に多く発症し、登校拒否の子どもの3~4割がこの起立性調節障害であると言われています。怠けているとみられがちなので、周囲の理解が必要です。

また、思春期は自律神経が不安定なため、血圧も不安定になりがちです。「朝は辛くて全く起きられないけど、夕方になると逆で元気になる」としたら、起立性調節障害や起立性低血圧である可能性を疑ってみてください。

自閉症やアスペルガー、適応障害

自閉スペクトラム症(アスペルガー症候群や自閉症をまとめて呼ぶ診断名)だと、その特性から学校へ行きづらくなり、登校拒否になることも。周囲の理解や知識が足りないことも、その原因となっています。

④理由がわからないけど、登校できない

様々な原因がある中で、時には全く理由もなく登校拒否になってしまうことがあります。その時には様々な視点から調べていくことも重要です。原因不明な時には、本人でも気づかないうちに登校拒否を決断しかけていることがあります。

中学生が登校拒否になる予兆は?親が見るべきところとは

登校拒否 中学生 親の対応

自分の子供が登校拒否をする時には、毎日の気持ちや体調の変化を確認するようにしましょう。毎日様子をチェックしていると、家庭で変化の予兆を発見しやすくなります。子供の変化に気付くきっかけになるので、親御さんは是非お子様をよく見るようにしてください。

 

例えば家庭内だと朝起きれなかったり、学校へ行く時に体調不良を引き起こすことがあれば、これは登校拒否の予兆といえます。

他にも顔色が悪くなったり辛い表情をしたり、学校での会話が減ってくることも、予兆の可能性を疑って良いでしょう。

 

学校での予兆の例としては、授業についていけなかったり、居心地の悪さを感じるケースがあります。これには人間関係が影響しており、友達や先生とうまくいっていないケースが多いです。

また、子供の気持ちや活動が消極的になってくると、部活に入っていても辞めたり、友達と過ごそうとする時間を減らそうとすることがあります。学校での様子は親が確認しづらいこともあるので、担任の先生などに相談するのもいいでしょう。

登校拒否になった中学生の親にできる⑥つの対応

もしも中学生の子供が登校拒否になってしまったら、親として何ができるのか…!?

もしも予兆を感じたら、親としてベストな対応策を検討しなければなりません。

とにかく登校拒否したいと考えている中学生の子供に対しては、強制的な発言をしないことが重要です。世間体や親の都合を押し付けてしまったり、無理矢理にでも「登校しろ」と言ってしまうと、危険です。傷ついた子供がより塞ぎ込んでしまうこともあるので、ここは丁寧に対応していくことが重要です。

様々なシチュエーションが考えられますが、親が登校拒否をしている子供に対して対応できるポイントは、全部で6つあります。それぞれ子供の状況を確認していきながら、コミュニケーションをしっかりと取りつつ、子供の気持ちに沿って対応していくことが求められます。

 

対応①絶対に登校拒否の子どもに登校を強制しない

できるだけ早く登校させたり、少しでも「学校へ行きなさい」と伝えるのはお勧めできません。家庭内もしくは学校で嫌なことがあって、本人は登校拒否を決断しています。強引に伝えていくよりも、親身になって状況を把握しながら対応していくことが重要です。

 

  • 学校を休んでもいいと伝える
  •  家の中に居場所をつくってあげる
  • 「~しなければならない」は、辞める
  • 強く励まさない、厳しい指導をおこなわない

 

居心地の悪さから、非行に走る場合もあります。厳しく接するのではなく、本人の居場所を作ってあげて、理解してあげることが大切です。

対応②親子関係を改善する

親子関係が悪化している時には、親子関係を改善するのも方法の一つです。子供の良さをしっかりと把握し、子供の良さを本人にしっかりと伝えていくことによって、子供とのコミュニケーションを改善することができます。親御さんも、難しいですがストレスを溜めずに丁寧に接していくことが重要です。

 

  • ねぎらいやがんばりを認める言葉を伝える
  • 子どもの良い「瞬間」を、すかさず褒める
  • 子どもの「したい」を認め、肯定する
  • なんでも話せる、相談できる存在になる
  • 子どもが話したら、しっかりと話を聞く体制になる
  • 時々は親も休んで、ストレスを溜めない
  • 親自身も、自分を大切にする

 

対応③学校や支援団体に相談する

家庭内で原因がつかめない時には、学校や支援団体に相談すると答えが見えてくることがあります。

担任の先生やスクールカウンセラーなどが状況を知っていることもあるので、どうしても本人から答えがない時には、聞いてみるのもいいでしょう。

 

  • 学校の担任の先生
  • スクールカウンセラー
  • 保健室登校
  • 登校拒否の子どもを支援している団体に相談

 

対応④学校以外での自分の居場所を作る

友達が多かったり、外出することが嫌いでない時には居場所を他に作るのもいいでしょう。学校以外で自分の居場所を作り出すことによって、ストレスを解消したり気持ちを切り替えて登校拒否を改善しようとしてくれます。

 

  •  友人に連絡したり、一緒に遊ぶことをすすめる
  • 外へ出る気になったら、コミュニティの所属を目指す

コミュニティは、できれば2つ以上が良いとされています。コミュニティはオンラインゲームでも良いので、自分がどこかに所属しているという安心感を得ることが大切です。

対応⑤学校以外での学びの場を探す

塾など学校以外で学ぶ場を探して、登校拒否を改善したい親もいます。しかし塾だとコミュニケーションを他の人と取る必要もあるので、気持ちが上手く切り替わらずに登校拒否を続けてしまうことがあります。

そこで自宅でも学ぶ場を作るために、家庭教師や通信講座を活用するのも効果的です。

  • 家庭教師
  • 通信講座など

対応⑥登校再開にこだわりすぎない

何より登校拒否を続けている子供に対して、強い言葉で「登校を再開しろ」というのは危険です。コミュニケーションを丁寧に取っていきながら、登校拒否を敢えて続けるのも本人の気持ちの改善に繋がります。あせらないで待っていくことによって、登校を再開してくれることもあります

  • 登校再開に固執しない
  • 家庭を安心できる場所にする
  • 親自身の生活を保ちつつも、焦らないで待ち続ける
  • 家庭や学校以外のコミュニティに所属する

登校拒否の中学生がいる親の不安・心配事

登校拒否 中学生 親の対応

思春期の多感な時期になるほど、登校拒否の理由を本人が伝えない事が多いです

親にとっては、子供が登校拒否をすることで「何かしらの悩みを抱えているのでは!?」と心配になることでしょう。

子供の将来に不安になってしまう人も多いと思います。

ここでは、登校拒否の中学生の子供をもつ親が抱えがちな不安や心配事について、いくつかご紹介します。

子供の将来が心配

子供の将来について、本人以上に親が心配してしまって、「将来をどうするつもりなのか」を高圧的に聞いてしまうと、これは危険です。

登校拒否を考える時、本人は将来が見えていないことがあるので、親子関係の悪化に繋がり兼ねません。

親御さんにとっては、「子供の将来」が一番心配になると思います。ですが、不登校になったからと言って、将来が閉ざされるわけではありません

 

将来が登校拒否によって閉ざされることは決してないので、時間をかけてじっくりと子供の将来を見据えていくことも大切です。

登校拒否になった理由を言わないし、追求しても分からない

登校拒否を続けている時に、どうしても理由を聞き出したいと考えることでしょう。しかし追求を何度もしてしまうと、より塞ぎ込んでしまうことがあります。自己防衛も働いて、より答えなくなってしまうことがあります。

無理に追求するのは、危険なので止めておきましょう。

高校へ進学できるかが心配

登校拒否を続けることによって勉強が遅れてしまい、成績にも影響が出てしまうと不安になる人も多いかと思います。親としては「無事に高校進学が出来るのか?」と不安になってしまい、登校を再開しろと詰め寄ってしまいたくなることでしょう。

ですが、本人が勉強を苦に登校拒否している時には、逆効果になってしまうので注意が必要です。

登校拒否の中学生は、実際に高校進学も就職もしています。登校拒否をしていても、公立高校への進学をしている人もいます

不登校でも高校進学だけでなく就職したり、公立高校への進学も目指せるんだと、色々な方法でアドバイスをすることもできます。焦らずに、励ましつつ希望をもたせてあげましょう。

 

登校拒否の中学生が、不登校から立ち直る方法

登校拒否 中学生 親の対応

中学生の子供が登校拒否をしている時には、「急激に改善させよう」としないことが重要です。ゆっくりと二人三脚で改善していく意識をもちながら、不登校から立ち直らせていくようにしましょう。

 

  • ステップを1つずつ踏みながら、無理せずに立ち直る
  • 悩みを何でも話せる「自分の居場所」をみつける
  • 登校拒否を体験した人の話を聞き、「孤独ではない」ことを知る
  • 運動をして体力をつけることで、自信に繋げる
  • 勉強をして学力を上げることで、自信に繋げる
  • 好きなことに挑戦したり、体験してみる
  • 食事・栄養は充分に摂る
  • 子どもが再登校を希望するまで、焦らない

 

まとめ

登校拒否 中学生 親の対応

登校拒否を続けてしまう時には、何かしらの原因が多くは存在しています。朝起きれなかったり、無気力になってしまうケースが多くなると危険です。親としてベストな対応をしようと動いても、時には本人に悪影響を与えてしまうことがあります。

 

状況改善が見込めない時には、担任の先生やスクールカウンセラーなどに相談しながら時間をかけるといいでしょう。

 

答えが出ない時には親御さんだけで悩まないでください。

悩みを一人で抱え込まずに、専門家に相談しながら、焦らずに対応していってくださいね。

そして、親御さん自身も、しっかりと休んでくださいね。栄養と休養をとってしっかりと休むことで、穏やかな気持ちで子供に接せられるようになるかもしれません。

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